2009年01月05日
iPS細胞
【iPS細胞で国際連携進む、早期実用化へ協調体制──京大、ハーバード大と協議】
再生医療や新薬開発の切り札とされる新型万能細胞(iPS細胞)の研究で、国際連携が本格化する。京都大学の山中伸弥教授らを中心に米国、カナダなどの研究グループがそれぞれ共同研究を始める。iPS細胞は日本発の研究成果といわれてきたが、昨年は海外で大きな成果が生まれた。早期の医療応用を実現するために、国際競争から協調体制をつくることが必要になってきた。
京都大学と米ハーバード大学の研究グループは今月内にも、協力に向けた協議に入る。ハーバード大の研究者らが京大の山中教授らを訪問し、専門家会合を開く予定だ。
また山中教授は糖尿病の治療技術を手掛ける米ノボセル社(カリフォルニア州サンディエゴ)とも、糖尿病治療の共同研究を近く始める。様々な組織になり得るiPS細胞から膵臓(すいぞう)細胞をつくり、将来の治療につなげる。
さらにカナダのトロント大学は昨年、患者に合わせてiPS細胞を様々な細胞に育てる技術を、「京大iPS細胞研究センター」と共同で確立する方針を決めた。実験手法を相互に公開する。患者への応用の前提となる臨床研究へと協力範囲が拡大する可能性もある。
日本にとって競合相手ともいえる海外の研究機関だが、研究の根幹となる情報を持ち寄る踏み込んだ内容が目を引く。山中教授は「互いの技術を持ち寄れば、治療法開発のスピードが速まる」と話している。
共同研究などの対象になる海外機関はいずれも、iPS細胞などの研究で大きな成果を上げている。例えばハーバード大は昨年6月、パーキンソン病など神経の患者からiPS細胞をつくる技術で世界の先を行く成果を発表している。
またノボセル社は、iPS細胞とは別の万能細胞「胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」をもとにインスリンを分泌する細胞をつくり、動物実験で糖尿病の症状を改善することに成功している。
他の海外研究機関でもiPS細胞の研究で大きな成果が相次いでいる。米ウィスコンシン大学は昨年末、幼少時に運動神経が衰える筋萎縮症の患者からつくったiPS細胞で病気の症状を再現することに成功したことを、英科学誌「ネイチャー」に発表した。難病の原因解明や治療薬の開発にiPS細胞の技術が有用であることを患者で初めて示した成果だ。
iPS細胞の研究は日本発の成果だが、優位にあるとは言えなくなっている。山中教授はこうした状況について、昨年末に開かれた文部科学省の研究戦略会議で「海外の成果はめざましく、日本は先を越されている。(ハーバード大や北京大に敗れ)1勝10敗だ」と危機感をあらわにした。
またiPS細胞の技術の進歩は速く、研究成果や知的財産権を日本がすべて押さえるのは困難といえる。「オールジャパン」の研究体制を築く一方で国際協調へと向かうのは、日本が持つ基本特許を武器にクロスライセンス契約を通して海外の研究成果も活用できれば、研究を加速しやすいためだ。そのためにもクロスライセンス契約を見越して必要な特許を取得する戦略が重要になる。
製薬会社幹部は「iPS細胞は新薬開発などの標準ツールになる」とし、日本が標準を押さえれば応用研究や産業利用で世界をリードできる可能性がある。
知的財産法が専門で、iPS細胞関連の特許に注目する東京大学先端科学技術研究センターの玉井克哉教授は「携帯電話一つにしても数百件の特許が必要。iPS細胞を医療に役立てるなら日本で押さえた特許だけでは実用にならない。日本が基本特許を押さえるにしても、少なくとも米国の特許を利用する前提で、そのための戦略を考えることが大切だ」と話す。
2009/1/5
NIKKEI NET KANSAI より引用
今後間違いなく、iPS細胞は一つの産業を産み出すでしょうね。
チェック、チェック
再生医療や新薬開発の切り札とされる新型万能細胞(iPS細胞)の研究で、国際連携が本格化する。京都大学の山中伸弥教授らを中心に米国、カナダなどの研究グループがそれぞれ共同研究を始める。iPS細胞は日本発の研究成果といわれてきたが、昨年は海外で大きな成果が生まれた。早期の医療応用を実現するために、国際競争から協調体制をつくることが必要になってきた。
京都大学と米ハーバード大学の研究グループは今月内にも、協力に向けた協議に入る。ハーバード大の研究者らが京大の山中教授らを訪問し、専門家会合を開く予定だ。
また山中教授は糖尿病の治療技術を手掛ける米ノボセル社(カリフォルニア州サンディエゴ)とも、糖尿病治療の共同研究を近く始める。様々な組織になり得るiPS細胞から膵臓(すいぞう)細胞をつくり、将来の治療につなげる。
さらにカナダのトロント大学は昨年、患者に合わせてiPS細胞を様々な細胞に育てる技術を、「京大iPS細胞研究センター」と共同で確立する方針を決めた。実験手法を相互に公開する。患者への応用の前提となる臨床研究へと協力範囲が拡大する可能性もある。
日本にとって競合相手ともいえる海外の研究機関だが、研究の根幹となる情報を持ち寄る踏み込んだ内容が目を引く。山中教授は「互いの技術を持ち寄れば、治療法開発のスピードが速まる」と話している。
共同研究などの対象になる海外機関はいずれも、iPS細胞などの研究で大きな成果を上げている。例えばハーバード大は昨年6月、パーキンソン病など神経の患者からiPS細胞をつくる技術で世界の先を行く成果を発表している。
またノボセル社は、iPS細胞とは別の万能細胞「胚(はい)性幹細胞(ES細胞)」をもとにインスリンを分泌する細胞をつくり、動物実験で糖尿病の症状を改善することに成功している。
他の海外研究機関でもiPS細胞の研究で大きな成果が相次いでいる。米ウィスコンシン大学は昨年末、幼少時に運動神経が衰える筋萎縮症の患者からつくったiPS細胞で病気の症状を再現することに成功したことを、英科学誌「ネイチャー」に発表した。難病の原因解明や治療薬の開発にiPS細胞の技術が有用であることを患者で初めて示した成果だ。
iPS細胞の研究は日本発の成果だが、優位にあるとは言えなくなっている。山中教授はこうした状況について、昨年末に開かれた文部科学省の研究戦略会議で「海外の成果はめざましく、日本は先を越されている。(ハーバード大や北京大に敗れ)1勝10敗だ」と危機感をあらわにした。
またiPS細胞の技術の進歩は速く、研究成果や知的財産権を日本がすべて押さえるのは困難といえる。「オールジャパン」の研究体制を築く一方で国際協調へと向かうのは、日本が持つ基本特許を武器にクロスライセンス契約を通して海外の研究成果も活用できれば、研究を加速しやすいためだ。そのためにもクロスライセンス契約を見越して必要な特許を取得する戦略が重要になる。
製薬会社幹部は「iPS細胞は新薬開発などの標準ツールになる」とし、日本が標準を押さえれば応用研究や産業利用で世界をリードできる可能性がある。
知的財産法が専門で、iPS細胞関連の特許に注目する東京大学先端科学技術研究センターの玉井克哉教授は「携帯電話一つにしても数百件の特許が必要。iPS細胞を医療に役立てるなら日本で押さえた特許だけでは実用にならない。日本が基本特許を押さえるにしても、少なくとも米国の特許を利用する前提で、そのための戦略を考えることが大切だ」と話す。
2009/1/5
NIKKEI NET KANSAI より引用
今後間違いなく、iPS細胞は一つの産業を産み出すでしょうね。
チェック、チェック

タグ :iPS細胞
Posted by しょうG@JAPAN at
23:59
│Comments(1)
2008年12月14日
今更聞けないワーズ①
サブプライムローン
今、世界中の金融危機の始まりはこれでしたね。
今更ですが、きちんと説明出来ますでしょうか?
ボクは漠然としたイメージのままだったのでおさらいしてみます。
サブプライムローン
米国で所得や信用力の低い人向けに買い付けられた住宅ローン。
通常のローンより金利が高めだが、借り入れの当初の数年間は金利も
低く設定されているのが特徴、
住宅価格上昇時は、住宅価格の値上がり分を担保にして金利の低いローンを組み、
それでサブプライムローンの返済に充てることが出来た。もしくは転売して
売買差益を得ることも出来た。
が、米国の住宅バブルでサブプライムローンは急膨張。
融資残高は1兆3,000億ドルに上がっていたが、住宅価格の下落でローン返済に
行き詰まる利用者が増えた。そのためすでに証券化されバラまかれたサブプライムローンが世界中で不良債権化してしまった・・・!
さらに悪いことにサブプライムローンの債券は細かくミンチ化され
色んな証券と混ぜられ販売されたたので、投資家に取ってどれが危険な
サブプライムローン債権かが把握出来ない状態。
そのため全ての証券に対し、疑心暗鬼になり金融システム全体が動揺し始め、現状に至る・・・。
うーん。発売当初は画期的な商品だとも言われてたようだけど、
不動産だろうと住宅だろうと、市場の過剰な熱を過信しすぎるのはプロとして
甘かったんだろうなと思いますぞ。
上がれば下がる。
いつの時代も変わらないものが必ずあるようです。
今、世界中の金融危機の始まりはこれでしたね。
今更ですが、きちんと説明出来ますでしょうか?
ボクは漠然としたイメージのままだったのでおさらいしてみます。
サブプライムローン
米国で所得や信用力の低い人向けに買い付けられた住宅ローン。
通常のローンより金利が高めだが、借り入れの当初の数年間は金利も
低く設定されているのが特徴、
住宅価格上昇時は、住宅価格の値上がり分を担保にして金利の低いローンを組み、
それでサブプライムローンの返済に充てることが出来た。もしくは転売して
売買差益を得ることも出来た。
が、米国の住宅バブルでサブプライムローンは急膨張。
融資残高は1兆3,000億ドルに上がっていたが、住宅価格の下落でローン返済に
行き詰まる利用者が増えた。そのためすでに証券化されバラまかれたサブプライムローンが世界中で不良債権化してしまった・・・!
さらに悪いことにサブプライムローンの債券は細かくミンチ化され
色んな証券と混ぜられ販売されたたので、投資家に取ってどれが危険な
サブプライムローン債権かが把握出来ない状態。
そのため全ての証券に対し、疑心暗鬼になり金融システム全体が動揺し始め、現状に至る・・・。
うーん。発売当初は画期的な商品だとも言われてたようだけど、
不動産だろうと住宅だろうと、市場の過剰な熱を過信しすぎるのはプロとして
甘かったんだろうなと思いますぞ。
上がれば下がる。
いつの時代も変わらないものが必ずあるようです。
Posted by しょうG@JAPAN at
23:31
│Comments(2)
2008年12月12日
討論は大事

今夜はグループ会社の子ととある業界についての意見交換が・・・

以前首を突っ込んだことあるだけに、色々としゃべってしまった!(笑)
ブログではなかなか書き辛いこともあるのでmixi立ち上げてしまった
↓↓↓
http://mixi.jp/home.pl
興味ある方友達なっておくれ

意見交換しあいましょ(笑)
Posted by しょうG@JAPAN at
00:16
│Comments(0)
2008年12月11日
おっ!
リクルート、テレビ朝日と資本・業務提携 25億円を出資
テレビ朝日とリクルートは10日、資本・業務提携で合意したと発表した。リクルートが11日、テレビ朝日の株式を朝日新聞社などから約25億円で取得する。出資比率は2.1%になるという。テレビ朝日も、ほぼ同額分のリクルートの株式を2009年3月末までに取得する予定だ。出資比率は未定だが、リクルートによると1%未満となる見込み。
テレビ朝日の持つコンテンツとリクルートの営業力を生かし、デジタルメディア関連のビジネス開発を手掛ける。リクルートの雑誌などとテレビ朝日の番組を連動させた企画などの実施を検討する。(NIKKEI NETより)
媒体広告を得意とするリクルートがでデジタルメディアでどんなサービスを
提供するのかが楽しみです!
テレビ朝日とリクルートは10日、資本・業務提携で合意したと発表した。リクルートが11日、テレビ朝日の株式を朝日新聞社などから約25億円で取得する。出資比率は2.1%になるという。テレビ朝日も、ほぼ同額分のリクルートの株式を2009年3月末までに取得する予定だ。出資比率は未定だが、リクルートによると1%未満となる見込み。
テレビ朝日の持つコンテンツとリクルートの営業力を生かし、デジタルメディア関連のビジネス開発を手掛ける。リクルートの雑誌などとテレビ朝日の番組を連動させた企画などの実施を検討する。(NIKKEI NETより)
媒体広告を得意とするリクルートがでデジタルメディアでどんなサービスを
提供するのかが楽しみです!
Posted by しょうG@JAPAN at
00:39
│Comments(0)
2008年12月09日
DM悪用
ゆうちょ銀行は8日、来年1月5日から銀行との相互振り替えが可能になるのに伴い、
全世帯に発送したダイレクトメール(DM)がらみの詐欺に注意するように呼びかけた。
銀行からゆうちょ銀行に振り込むには専用の口座番号が必要で、ゆうちょ銀行は11月
中旬までに周知徹底のためのDMを送った。
このDMを悪用し、説明を装って近づく詐欺が起こりやすいと警戒している。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_furikomi.html
あると思います!
皆さん、気をつけましょう
全世帯に発送したダイレクトメール(DM)がらみの詐欺に注意するように呼びかけた。
銀行からゆうちょ銀行に振り込むには専用の口座番号が必要で、ゆうちょ銀行は11月
中旬までに周知徹底のためのDMを送った。
このDMを悪用し、説明を装って近づく詐欺が起こりやすいと警戒している。
http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/tukau/sokin/koza/kj_tk_sk_kz_furikomi.html
あると思います!
皆さん、気をつけましょう

Posted by しょうG@JAPAN at
08:29
│Comments(2)
2008年12月08日
航空機リースの新会社

住友商事と三井住友ファイナンス&リースが
共同で航空機リース事業を設立のようですね。
現在、住友商事は約60機の航空機を保有・管理。
それに加えて新会社で順次70機を購入し、世界で
5~10位くらいの規模になるようです。
現在の航空業界の動きや新興国市場の今後の拡大を
考えれば、注目したい新会社ですわ。
Posted by しょうG@JAPAN at
08:12
│Comments(3)